お口の中で炎症を起こしてしまい、膿がたまっていると口内炎だと思う方がほとんどではないでしょうか?

確かに口内炎の可能性もあるのですが、口内炎に似た炎症としてフィステルと呼ばれるものがあります。

フィステルとは、炎症を起こしてしまったところにできた膿を出すための出口のことです。

歯茎にでき、色は白や赤です。

特徴としてはプクッと膨らんでいることです。

フィステルができたとしても、痛みを感じることはありません。

免疫力が弱っている時には、急激に痛みを伴ってしまうこともありますが、それ以外は痛みはありません。

というのもフィステルの存在のおかげで、歯の根元にある膿を出すことが可能になるのです。

ただしフィステルは放置しておけば自然に治るというものではありません。

一度治ったかのように見えても、再発することがほとんどです。

放置しておくと膿の袋が大きくなったりしてしまうこともあります。

たかが口内炎と思わず、お口の中にでき物を見かけたらぜひ歯科医院を受診してください。