こんにちは。歯科医師の藤本です。

少し前に神経が生きているかを機械で判断するものがある。とお話をさせていただきましたが、今回は虫歯を数値化する機械というものがあるのを知っている方はいますか?そのお話をしようと思います。

ダイアグノデントという名前のものなのですが、これはレーザー光を歯に当てて虫歯の有無や大きさを数値によって表してくれるものです。

ドラゴンボールで敵の戦闘力を計測するスカウターみたいですね!

私の虫歯力は530000ですよ。みたいな。。。(実際にはそこまでの数値はありません)

痛みもなく歯に光を当てて虫歯があればその虫歯から反射して返ってくるものを機械で読み取り数値化するので虫歯があるのだなと患者さんにも分かりやすいです。

放射線などもないので被曝の心配もありません。

こう聞くといい事ばかりな様に聞こえますね。しかし、苦手な事もあります。

レジンやシーラントと言われるプラスチックの様な詰め物をしてる所では数値がおかしく表示されたり、歯と歯の間の虫歯には弱かったりもします。

結局のところ、この機械単品で虫歯の有無を判断するのは難しい所もあるのが現実です。

X線写真やドクターの目視による確認などと合わせて使っていくと治療の質も向上しますね。