安心して患者さまに通院していただくために
~医療法人時和会の取組~

昨今の新型感染症の流行を考え、当法人では、米ジョンズ・ホプキンズ大学にてCOVID-19コース受講修了医の管理の下「うつさない・うつらない」診療室の環境作りを徹底して、安心してご来院して頂ける環境を整えております

安心して患者さまに通院していただくために~医療法人時和会の取組~

感染症について

感染症にかかると、ウイルスや細菌などの病原体が体内に侵入して増殖し、発熱や下痢、咳等の症状が出ます。感染症には、インフルエンザのように人から人にうつる感染症のほかに、破傷風や日本脳炎のように人から人にはうつらず、傷口から、あるいは動物や昆虫から、感染する感染症も含まれています。感染して発病する場合もあれば、ほとんど症状が出ずに終わってしまう場合もあります。また、一度症状が出るとなかなか治りにくいことが多く、時には死に至るような感染症もあります。

様々な症状を引き起こす病原体

「病原体」は、人の体内に入り込むと悪さをする微生物のことで、人の体内に侵入すると、発熱、腹痛、下痢、嘔吐(おうと)、皮疹(ひしん)…さまざまな症状を引き起こします。そして、体内で増殖した「病原体」は唾液や便、鼻汁、痰(たん)などと共に体外へ排出され、また別の人の体内に入り込んで増殖を繰り返す…こうして感染症は拡がっていくのです。

感染経路

感染経路には主に次の3つがあります。

(1)接触感染

感染者の体内から排出された病原体や自然界に潜んでいる病原体に触れ、それを体内に取り込んでしまうことで感染する経路です。
病原体となる微生物は目には見えない大きさであるため、私たちは知らず知らずのうちに病原体に触れてしまっている機会は多々あります。そして、病原体が付着した手で鼻や口、目などをこすると、そこから病原体が侵入。感染症を引き起こすのです。
ドアノブなど不特定多数の人が触る場所に、ウイルスが付着した手で感染者が触れると、次に同じ個所を触れた人の手にウイルスが付着し、その手で食事などをすることなどによって感染が広がっていきます。

(2)飛沫感染

病原体が含まれた感染者の咳やくしゃみ、会話などで生じるしぶき(飛沫)が周囲の人の口や鼻に入り込むことで感染する経路です。
咳やくしゃみは思いのほか遠くまで飛散するもので、会話では約1~2メートル、咳は約3メートル、くしゃみでは約5メートルの距離まで飛沫が飛ぶといわれています。
そのため、感染者のすぐ近くにいなくても、気づかぬうちに感染してしまう可能性は十分にあります。

(3)空気感染
(飛沫核感染)

感染者から排出された病原体の含まれるしぶき(飛沫)の水分のみが蒸発して、内部の病原体だけが空気中に浮遊します。それを吸い込んでしまうことで感染する経路です。病原体は一定時間、空気中を漂い続けるため、同じ空間にいるだけで感染してしまうリスクがあります。
飛沫感染と違って距離は関係ありません。
咳やくしゃみだけでなく、嘔吐物からの空気感染も起こります。

当法人では、様々な感染症に対応するため、全ての感染経路に対応した感染予防対策を行っております。

当院におけるそれぞれの感染症対策

  • 安心して患者さまに通院していただくために~医療法人時和会の取組~
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(1)接触感染対策

①手洗い消毒

診療で使用するグローブ着脱時は、手洗いを徹底しております。
また、出勤から退勤までの間、手指消毒をこまめに行うことをルール化しています。
手洗い消毒の後や診療中、また受付にて患者様と接する前には、アルコール消毒液でこまめな手指の消毒を行っております。

②グローブ

「ニトリル・ラテックスグローブ」を使用し、ドクターをはじめスタッフ全員、患者様毎に交換しております。

③治療器具

患者様の治療で口腔内で使用する器具は使用ごとに滅菌・消毒を行い、徹底した滅菌を行っております。また、使い捨てが可能なものについては診療ごとに交換を行っております。

④タオルや
ブランケットなど

治療中、患者様のお顔の上や胸元に置いて使用するタオルは、患者様ごとに必ず交換し、常に清潔な状態で使用しています。

⑤アルコール消毒

患者様やスタッフが触れる箇所を通常時よりも徹底した消毒やサーフェスサニタイザーの噴霧を徹底しております。

  • (1)接触感染対策
  • (1)接触感染対策

(2)飛沫感染対策

①マスク

診療中は必ず、全スタッフがマスクを着用しております。

②フェイスガード

診療中、飛沫が入らないよう、医療用ゴーグルやフェイスガードの使用を義務付けております。

③治療前のうがい

患者様には来院時にうがいをしていただくようお願いをしております。(うがいには殺菌効果に優れた、セチルピリジニウム塩化物水和物(CPC)配合のSP-Tを使用しております。)

  • (2)飛沫感染対策
  • (2)飛沫感染対策

(3)空気感染(飛沫核感染)

①個室診療室

個室または半個室での診療を行っております。
患者様毎に空間をあけることにより、感染拡大の防止に繋がります。

②スムーズな診療の実施

できる限り診療時間をスムーズにし、待合室や診察室が密な状況にならないよう、心がけております。
待合室の状況によっては、次回のアポイントは診療室内で直接お伺いさせて頂くことがございます。

  • (3)空気感染(飛沫核感染)
  • (3)空気感染(飛沫核感染)

安心して通院していただくための当院からのお願い

◆来院時のお願い

感染予防として、来院される患者さまには以下の取組をお願いしております。

①手指のアルコール消毒
②受付での検温
③うがいの実施

なお、検温時に37.5度以上の発熱や、咳、くしゃみが止まらない等の症状がある方は受診をお控えいただけますようお願いしております。
お子様連れの患者様は、お子様の検温にもご協力お願い申し上げます。
また、お子様に発熱などの症状がある場合は、御来院をお控えいただけますようお願い致します。

感染対策のためのスタッフの行動

(1)手洗い・肘洗いの徹底
スタッフは決められた時間に肘までの手洗いと手指消毒を義務化して行っております。

(2)治療中に触る場所や物の感染管理
診療で使用する器具や、頻繁に人が触れる箇所の消毒を徹底して行っております。

環境設備による徹底した感染対策

(1)空気清浄機・加湿器
待合室と各診察室に空気清浄機と加湿器を設置しております。
医院内を適切な加湿環境に保つことによって、咽頭部を保湿させ、喉へウイルスが侵入しにくい状態を維持しています。

(2)ディスポーザブル化(使い捨て)
診療室内で患者様に使用するものに関しては患者様に安心して頂くために、可能な限り使い捨てのものを使用しております。
患者様毎に交換し、使用後は全て破棄しています。

環境設備による徹底した感染対策

ご来院いただく皆様が安心して診療を受けて頂けるように当法人にできる対策にしっかりと取り組み、皆様のご来院を心よりお待ちしております。
ご不明な点は医院までお問い合わせください。
皆様にお願いをすることも多々ございますがご理解とご協力を何卒宜しくお願い致します。

環境設備による徹底した感染対策