こんにちは、クレモト歯科なんば診療所です♪

みなさんは歯医者でよく「お掃除」という言葉をよく耳にしませんか?
この「お掃除」(スケーリングと呼びます)は、基本的に歯医者ではなく歯科衛生士が行う処置で、虫歯の治療ではありません。
そのため「何それ?必要なの?」と思われる方もいらっしゃると思います…が、実はかなり!大事な処置なんです。

スケーリングとは?

スケーリングとは、歯に付いている歯石をスケーラーと呼ばれる器具を使って除去することをいいます。予防治療には欠かせない治療であり、これによってお口の中を衛生に保ち歯周病の進行を防ぐことができます

どうして歯石は取らないといけないの??

そう思われる気持ち、わかります。歯が痛くて歯医者に行ったのに、「お掃除しましょうね!」と言われたら不思議な気持ちになりますよね。

そもそも、お口の中にはおよそ300~500種類の細菌が住んでいます。これらは普段あまり悪いことをしませんが、歯磨きが充分でなかったり、砂糖を過剰に摂取すると細菌がネバネバした物質を作り出し、歯の表面にくっつきます。

これを歯垢(プラーク)と言い、プラークが残ったまま放置されると個人差はありますが2~3日で「歯石」に変化します。
「歯石」はプラークが唾液の成分によって石灰化したもので、ここまでくるともうハミガキで落とすことは出来ず、付着したままの状態が続きます…。

歯周ポケット内に付着した歯石を放置しておくと、歯を支えている歯槽骨を溶かして歯周病が進行します。その結果、出血がひどい・歯ぐきが腫れる・歯がグラグラして抜かないといけなくなってしまう、など、最悪の状態になってしまいます。歯周病は、重度にならないと気づかないことも多いので気づいたときには手遅れということもあります…

いかがでしたでしょうか。

いかに歯石がお口の健康を脅かすものか、わかっていただけたかと思います。
スケーリングで歯に付いている歯石を除去することによって、歯周病予防の他むし歯予防、口臭予防ができ、その結果としてお口全体、そして身体の健康を守ることが出来るのです。