根管治療コラム
根管治療後の「フレアアップ」とは?痛みや腫れが出たときの対処法
根管治療(歯の神経の治療)を受けた後、数時間から数日のうちに痛みや腫れが強くなり、「治療したのに悪化した?」と不安になる方がいらっしゃいます。この症状は「フレアアップ」と呼ばれ、根管治療後に一定の頻度で起こることが知られています。
この記事では、フレアアップとは何か、なぜ起こるのか、症状が出た際の対処法について解説します。
フレアアップとは
フレアアップとは、根管治療の処置後に、一時的に痛みや腫れなどの症状が強くなる現象です。治療がうまくいっていないという意味ではなく、根管内の細菌や炎症物質に対する体の防御反応として起こると考えられています。
なぜ起こるのか
根管治療では、感染した神経や細菌を除去する処置を行いますが、その過程で歯の根の周囲組織が一時的に刺激を受けることがあります。特に、治療前から炎症や感染が強かった歯ほど、フレアアップが起こりやすい傾向があるといわれています。
どんな症状が出るか
- 治療した歯を噛んだときの痛み
- 歯茎の腫れ
- ズキズキとした痛みが数時間〜数日続く
- まれに顔の腫れや微熱を伴うこともある
※症状の強さ・続く期間には個人差があります。
症状が出たときの対処法
軽度の痛みや腫れであれば、安静にして様子を見ることで自然に落ち着いていくことが多いです。処方された薬がある場合は、指示通りに服用してください。
ただし、以下のような場合は、我慢せずに歯科医院へご連絡ください。
- 痛みが数日経っても改善しない、または悪化している
- 顔の腫れが広がっている
- 高熱を伴う
- 市販薬でも痛みが治まらない
当院の取り組み
クレモト歯科なんば診療所 院長の呉本勝隆は、マイクロスコープを用いた精密根管治療を行っています。感染源の取り残しを減らすことで、フレアアップのリスクを抑える治療を心がけています。
治療後に気になる症状が出た場合も、当院で治療を受けた患者さまはお気軽にご連絡ください。
当院で治療を受けた方は、まずお電話ください
結論として、治療後に痛みや腫れが気になる場合は、Web予約より先にお電話をおすすめします。
理由は、電話であればカルテを確認しながら、その場で状況をお伺いできるからです。
- いつ、どの歯を治療したか
- 現在の症状(痛みの強さ・腫れの範囲)
- いつから症状が出ているか
この3点をお伝えいただくと、よりスムーズにご案内できます。
もちろん、症状が落ち着いていて次回の通常予約を取りたいだけという場合は、Web予約でも問題ありません。ただし、痛みや腫れがつらいときは、遠慮なくお電話ください。
受診の流れ
- お電話でご連絡(治療内容をお伝えいただくとスムーズです)
- 症状の確認
- 必要に応じて診察・処置
よくある質問
Q. フレアアップが起きたら、根管治療は失敗ということですか?
A. いいえ、フレアアップは治療の失敗を意味するものではなく、体の防御反応として一定の頻度で起こる現象です。ただし症状が続く場合は診察が必要です。
Q. どのくらいで症状は落ち着きますか?
A. 個人差がありますが、数日程度で落ち着くことが多いとされています。長引く場合や悪化する場合はご連絡ください。
Q. 市販の痛み止めを飲んでもいいですか?
A. 一時的な対処として服用いただけますが、症状が続く場合は自己判断で様子を見続けず、歯科医院にご相談ください。
Q. 「フレアーアップ」と「フレアアップ」、どちらが正しい表記ですか?
A. どちらも同じ現象を指す表記ゆれで、意味に違いはありません。この記事では「フレアアップ」で統一しています。
根管治療について詳しくは精密根管治療のページ、その他の歯の治療については一般歯科のページ、担当医師についてはドクター紹介のページもあわせてご覧ください。
記事監修:呉本 勝隆(クレモト歯科なんば診療所 院長)
難波の歯医者
クレモト歯科なんば診療所